早わかりシーティング 〜快適な座位で、2時間から8時間へ

第7章 セラピストと連携・協働

《図-17》 シーティングの定義

 《図-17》 シーティングの定義

最近、「シーティング」という言葉をよく耳にするようになりました。私たちも「シーティング入門」(中央法規出版/光野有次・吉川和徳 共著)を出版するにあたって、《図-17》のような定義をしてみました。

長時間快適に座ることができる椅子や車椅子があれば、立って歩くことができなくても質の高い生活が得られます。逆に言うと、そのような用具がないと、寝たきりに近い生活を余儀なくされるということです。


「シーティング」は用具提供者だけで完結する仕事ではありません。用具提供者は姿勢の専門家である理学療法士や作業療法士などのセラピストと連携し協働することが大切です。私たちも、こんな仕組みが日本地域に確立され広がっていくことを願ってやみません。  

車椅子の生活をよりよくしたいと考えている方は、シーティングを学んだセラピストや事業者に相談してみてください。きっと明日からの生活が大きく変わるはずです。

《図-18》 連携・協働

 《図-18》 連携・協働


おわりに
姿勢が気にならないと、用具は気にならない。
用具が変わらないと、姿勢は変わらない。  

「シーティング」さらに詳しく学びたい方のために、参考になる書籍を挙げておきます。   《了》

文責:光野有次


参考図書
からだにやさしい車椅子のすすめ 三輪書店 ベンクト・エングストローム
(共訳;高橋正樹、中村勝代、光野有次)
元気のでる車いすのはなし はる書房 車いす姿勢保持協会編
シーティング入門 中央法規出版 光野有次・吉川和徳




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